さて、先週もBrexit(イギリスEU離脱派勝利)の影響によりポンドがらみの値動きは荒く、方向性も読みづらく、一部業者はスプレッドが広がったままの一週間でした。
方向がはっきりするまでしばしトレードを中断していましたが、一週間様子を見て、ドル円のシナリオが少し見えてきたので書いておこうと思います。
チャート分析
ドル円週足
まず週足から見ていきます。見てのとおりの下降トレンドですが、2013年に上抜けようとして一度阻まれ、レンジ相場になった後に上に抜けたゾーンに現在さしかかっています。
ここで一気に下に抜けず6/24は長めの下ヒゲを付けて下げ止まり、先週(6/27~7/1)はこのゾーンの中で値動きが収まりました。
このゾーンがサポートになるか、ここを一気に下抜けていくかで中長期的な値動きの方向が決まると思われます。
ドル円日足
日足では、黄色で示したゾーンを下抜けた直後にサポレジ反転が起きています。黄色ゾーン上抜けを試した際にグッと出来高が増加、その後6/24のBrexitによりドカ下げ発生。
パッと見ると、次に同様のサポレジ転換が起きそうなのが、濃いめの青で示した103.60~104.10あたりのゾーンになります。
6/24朝に付けた高値 → 安値を結んでフィボナッチを引いてみると、この青ゾーンが61.8%リトレースメントと重なるのが分かります。
また、黄色ゾーンが88.6%リトレースメントと重なります。
週明け7/4(月)の値動きと狙うポイント
とりあえず61.8%と88.6%リトレースメントのところで指値売りを考えます。特に、88.6%の箇所まで来るとバットパターンの形になるので、反転の可能性が高まると思われます。
では明日から一週間頑張りましょう!