10/7(金)の朝方の急落で、ポンドドル、ポンド円がサポートラインを割って更に一段階下を狙う位置まで下がりました。ドル円やその他クロス円が大きな動きを示さなかったことから、ポンドのみに発生した事象であったことははっきりしています。
- 日本金融機関の誤発注をトリガーにしたHFT(高速自動取引)アルゴリズムの追随
- オセアニア時間を狙った、ポンドロングポジションの損切りを狙った仕掛け
- 中国人が国慶節明けを待てずに売りまくった
などなど言われていますが、真相はどうにもはっきりせず。
128.60~130.00ラインでの反発を期待していたロングポジションは殲滅されてしまい、その後のショートで取り返しましたがトータルそこそこマイナス。それで済んだのは損切りを入れておいたから。損切り命、というのを改めて思い出しました。短期ロングでここしばらくちょこちょこ稼がせてもらいましたが、しばらくおあずけになってしまいました。
新小岩で10/7の昼頃あたりに横須賀線あたりに飛び込んだ方がいた様ですが、ポンドのせいだとか言われてましたね・・・。
トレード結果
ポンド円ロング : -85pips、-85pips、-125pips
ポンド円ショート : +65pips、+105pips
チャート分析
ポンド円4時間足
急落後の戻り高値が、教科書に載るようなレベルのきれいなプルバックになっています。
8/15, 8/21の記事でお伝えした、ポンド円4時間足の強気バットパターンで反転した足の終値、9月の安値(ヒゲ部分)が10/7の戻り高値とピタリと重なります。
2chのポン円スレに、節目の価格として129.60を挙げ、129.6を抜かれた以上ロングはあり得ない、と断言していた方がおりましたが、朝の時点でこのラインを認識されていた慧眼に感服しました。
当方はこのラインにしばらく気付かず、128割れでショート第一回、その後15分足に切り替えて短期のショートでもう一度トレードして負けの半分取り返せました。
ポンド円15分足
ポンド円の戻り高値129.617から安値へフィボナッチを引き、61.8%リトレースメント辺りが次の戻り高値と踏んで128.50で指値ショート。急落後は戻しも38.2より61.8まで大きく戻すことが多いためです。また、急変動の時には大きく上下に振れながら振れ幅が縮小していくことが多いため、フィボナッチエクステンションには期待せず、23.6の少し上に利食い指値を置いてきっちり利確。上手く取り返せたのが何よりでした。
ポンド円日足
これまで黄色ゾーンがサポートとして機能していましたが、10/7における3度目のトライであっさりと破られてしまいました。
※10/7の安値は業者によってまちまちな値を示しているため当てになりません。しかし終値は一定であったため、終値ベースの分析になります。安値が各業者でバラバラなのでフィボナッチを用いた分析もしばらくの間機能しなくなる可能性が高いです。ということで、ポンド円はしばらく手を引き他通貨ペアのトレードへ軸足を転換することを検討しています。
主な国内・海外FX業者の10/7ポンド円安値
- 楽天証券 : 127.91
- GMOクリック証券 : 126.383
- 外為オンライン : 124.81
- FXCM : 124.786
- Oanda : 124.593
- XM : 124.010
- FXプライム : 123.844
- SBI : 122.425
- DMM : 122.273
- ヒロセ : 117.871
- iForex : 115.6
- GEM Forex : 108.608
楽天が優秀に見えますが、スプレッドが数十pips以上開いていた様なので、何ともコメントし辛いですね。
ポンド円でトレードするなら、129.6前後までの戻しを待ってショートでしょうか。たまにポンドは実線で一度ブレイクアウトした後に元の方向に戻す、タチの悪いダマシブレイクがあるので出来れば今日は様子見に徹したいところではありますが・・・。