先週に引き続きポンド円のトレード経過の記事です。延々とレンジが続いていましたが、週末でようやく上に抜けるか? という兆しが出てきました。しかしながら兆しというレベルでしかないので、上抜けと判断するのは早計であると思います。後ほど詳しく書きますが、週足のトレンドを崩さないレベルで日足が一度下に振れた後に大きく上昇、ってパターンもまだ想定可能な値動きとして残っていますので。
トレード結果
ポンド円ロング : +145pips
ポンド円ロング : +20.5pips
チャート分析
ポンド円週足
久方ぶりに週足を引っ張り出してみます。高値安値の更新状況を見て、大きめの流れの方向性をたまにチェックするのも大事ですので。
主要な高値・安値と押し目、戻り目に印をつけておきました。2015年末から下り坂だったポンド円ですが、2016年のBrexitとその後のトランプ相場で底値を付け、下降トレンドの主要な安値高値を抜き去り、ダウ理論的には緩やかながら現在は上向きであるのが分かると思います。
ポンド円日足
日足は永らくレジスタンスであった146後半~148前半を終値ベースで上にブレイクした後にプルバック発生。現在はかつてのレジスタンスがサポートとして機能するか試している段階。はっきりと見える高値は152.86 (チャート右側の高値) ですが、この高値に至るスイングで押し目らしい押し目を殆ど作らずに上昇してしまっているため、ぱっと見て分かる押し目が9/5安値の141.18になってしまっています。また、一度高値を更新したものの二度目の更新は未だ発生していません。よって、146後半を下に抜かれると一連のカチ上げの最終防衛ラインが141.18近辺になってしまうことになり、日足ベースでスイングトレードする場合は、今すぐはちょっとエントリーしにくい状況になっています。もう少し押しを待ちたいところ。
この形通りになるとは考えにくいですが、高値A (152.862)を更新せずに安値B (146.943)を割り込む場合、今のチャートから描画可能なバットパターンのPRZに141.18前後が含まれているため、狙われてもおかしくないサポートゾーンになってるんですよね、141.18近辺は。あくまで想定しうるシナリオの一つとして意識しておく程度のものではありますが。
ポンド円4時間足
さて4時間足。弱気ダイバージェンスが発生した後に安値更新 (黄色ゾーン始点)。その後、黄色ゾーンを下抜け試されたものの上抜け失敗。レジスタンスとして機能する結果となりました。金曜日のロンドン時間になっても直前の149.3あたりの前回振り落とされたあたりで引っかかっていたので、諦めて利確してしまいました。結果的には待っていればもう40pipsぐらい伸ばせたのですが、明け方近くまで踏ん張る気力もなければ週末持越しも嫌だったのでもういいや…、と。
結果的に、この判断は正しく、レジスタンスで引っかかったまま悶々とした週末を過ごさずに済みました。仕事で潰れましたがね…。
衆院選の結果を受けてドル買い円売りが週明けから一気に進むのか、既に織り込み済みなのかはよう分かりませんが、この149.6~150.2ぐらいのレジと151.5のレジが高値更新の障害として待ち構えています。上に抜けるのに時間がかかり過ぎると諦めていったん下を目指してしまう可能性もまだ残っているので、とりあえず明日すぐロングってのは控えるつもりでいます。