前回の記事で、ユーロドル日足で大きな下降の流れになり得る、ヘッドアンドショルダーズパターンが出現した、という内容について書きました。しかしながら一度はパターン成立の動きを見せたものの、その後の急騰による反転でパターンが崩れ、再度ロングの流れが出来て来たようです。今回はヘッドアンドショルダーズ (いわゆる三尊天井) のパターン失敗からの仕掛けについて書いていこうと思います。どんなチャートパターンでも、「高確率でこの動きになる」とは言えても、「絶対にこうなる」とは言えません。頼りにしていたパターンが崩れるタイミングを見極め、逆方向にトレードするタイミングを見つけられれば負けトレードの損失を埋め合わせてもお釣りが来るぐらい勝てるようになるはずです。
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2017/11/3 ユーロドル日足でヘッドアンドショルダーズ出現!!
今回は珍しくユーロドルに関する投稿です。チェックはするものの、普段はあまり触らないユーロドルですが、今回は日足レベルのヘッドアンドショルダーズが出現したという事もあり、久しぶりにユロドルでのエントリー ...
※さくらインターネットのレンタルサーバは最近の反応速度も遅く、記事を更新するとデータが飛んだり500エラーが出たりするのでサーバ移転しようか本気で悩み中。。。
この記事も一度データ飛ばされました。社外に偉そうな態度の割にえらく低品質っすね…。
トレード結果(11/3~)
ユーロドル ショート … +-0pips
ユーロドル ショート … -225pips
一時は100pips以上の含み益が出ていましたが、当初の想定通りの+350pips~級の利益になる前に反転上昇して、ポジションの半分は同値のストップにかかり、もう半分も最終撤退ラインの損切りに引っかかってしまいました。
ユーロドル日足
ユーロドル日足は左肩~頭の部分で最高値を付け、右肩で高値更新できず、ネックラインを割り込んで爆下げすると思いきや大きく値を戻しました。その後一度右肩の弱高値で引っかかったものの上昇の動きを崩さずに11/24の終値で1.1930を超えてきています。
ヘッドアンドショルダーズパターン失敗の見極め
ヘッドアンドショルダーズがネックラインを割り込んで意図したとおりに動き始めた後、反対に動いて右肩を超えてしまった場合、失敗として扱うべしとシュワッガーやエドワーズの書籍で解説があります。
確かにこのパターンはダウ理論的に時系列で解釈してみると以下の流れになります。
- 上昇~高値を形成
- 押し安値を形成
- 最高値を形成 (この時に2. の押し安値が判明)
- 押し安値への試し (終値で押し安値を割らない)
- 弱高値を形成
- 押し安値を試し、割り込む
6.の後に下降の動きが続いた場合、ネックライン~ヘッド (最高値) 間の値幅とほぼ同じだけ下降すると言われています(どういう根拠だか覚えていませんが…)。確かに反転のパターンと言えばそうなのですが、最高値の押し安値を割っただけなので、この段階でトレンドが反転する程の下げを期待するべきではないのかも。少なくとも上位の時間足の動きを見てもう少しリスクを考えるべきであったと反省しています。
今回のユーロドルの場合、ヘッド~ネックラインへの試し~右ショルダーでフィボナッチエクステンションを当ててみると0.786AB=CDをギリギリ満たさない程度の下げで反転してしまっています。ベアトラップ以外の何物でもない…。
しかし、手慣れたトレーダーにとっては、パターンの失敗はある意味正規のチャンスだったりします。
気持ちを切り替えてドテンして負けた分以上に儲けを出せということなのでしょう。
この辺りの詳細は以下の書籍で解説されています。興味のある方は読んでみて下さい。
因みに、こうしたパターン成立やパターン失敗の統計情報ってどれぐらい需要のあるものでしょうね。ForexTester3でも使って自分で取るしかないのかな。MT4でEA化するにも自分の拙いプログラミング技術ではダマシの対応だとかが出来なさそうで…。
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ユーロドル週足
下降~レンジ~上昇で戻り高値を超えてきているので明らかに上昇パターンであります。日足で勝てそうなパターンが出たからと横着して、上位時間足チャートの分析を怠ったのが今回の負けの原因のほぼ全てです。自戒の意味も込めて、今回のヘッドアンドショルダーズのダマシに引っかかったのは忘れられぬトレードになりそうです…。
とりあえず長期で上目線ということで、週明け以降は日足の右肩(1.1870)近くへのプルバックを期待しつつ、安くなったところでロングを拾っていく方針です。