プライスアクショントレードとテクニカル分析を軸にして、直近の為替相場の値動き予想、FXトレードの備忘録という形で綴るサラリーマン投資家ブログです。

FX裁量トレードで行こう! ~日本橋FX戦記~

【トレード手法検証】 MTFストキャスティクス

更新日:

手法の検証結果が少しまとまったのでエントリーにします。今回の検証は、MTF(マルチタイムフレーム)ストキャスティクスを使用したトレード手法について。

 

検証

エントリー
・ストキャス2本の方向がそろった時
・長期ストキャスの方向に、短期ストキャスが20、80で反転した場合

クローズ
・短期ストキャスのクロス
・短期ストキャス20、80からの反転

その他
・2003年1月からの1年分、ユーロドル (短期足:4時間足、長期足:日足) を使用
・ストキャスのパラメータ (SMMA、30,10,10)
・リミット、ロスカットは設定しない
・口座残高10000ドルで開始、ロットは0.1 (10000通貨)

※ SMA(単純移動平均線)を使用するとストキャスが乱高下しやすいため、SMMAを使用し、長めの期間を用いて出来るだけ平滑化した状態で検証しました。トレード手法として機能するならパラメータ自体はどれを使っても機能すると思います。

 

 

 

 

 

勝率56%、プロフィットファクター1.93、とそこそこの結果になりました。勝率がやや低いので、実運用だとストレスが溜まりそうなのが難点と言えば難点ですが。

もう一度別期間で試してみましたが、勝率59%、プロフィットファクター2.15。

では、どんな場面で負けていたかを掘り起こしたいと思います。

 

主な負けパターン

  • 長期ストキャスが短期ストキャスに追従 ⇒ プルバックが起きて短期ストキャス反転
  • 短期ストキャスが長期ストキャスに追従 ⇒ 短期ストキャスの戻りが不十分 (20より上 or 80より下で反転)
  • 短期ストキャスが長期ストキャスに追従 ⇒ 短期ストキャスが反転の時点で既に買われ過ぎ・売られ過ぎ圏内

のべつまくなしに短期長期の方向がそろったからと言ってエントリーするとそれなりの率で負けるのでしょうか?

改めて負けたパターンのチャートを見ていくと、一時的には含み益が出ていながら、最終的にクローズの時点で含み損になっている事が多いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上記チャート画像で答えが出ている様なものですが、大きくない反転の時に、サポレジになるゾーンを意識して、そこでクローズするようになると勝率が上がるように思われました。

 

また、以下のチャートに出てくるような状況で、長期ストキャスの方向に沿って、短期ストキャスが50割れ⇒50以上に浮上、と言ったタイミングを狙うと良い押し目買いが出来ます。

 

 

 

 

 

(追記)

追加検証で、クローズや一部エントリータイミングで上記スクリーンキャプチャで示した様なサポレジのポイントを使用したところ、パフォーマンスは大きく改善されました。

勝率80%強、プロフィットファクターは4.0前後 (同じチャートでやったので私が値動きを覚えているからでしょうけれど)

 

単なるクロスによるエントリーやクローズでなく、サポレジを基準にすることを組み合わせるだけで大きく改善され、十分使えるトレード手法になり得ますね。

プライスアクショントレード以外役に立たない、などと言うつもりはありませんが、使えるものは組み合わせていいとこ取りしていけると良いのかなと。

 

  • B!