前回の更新からだいぶ時間が空いてしまいました。本ブログを読んでくださっている方々へ、今年も宜しくお願い申し上げます。
さて、昨年11月末にユーロドル日足のヘッドアンドショルダーズパターンが成立すると見せかけて崩れてからかなりグダグダした動きが続いておりました。今回は前回からのトレード結果についての記載と、昨年11月からのユーロドル日足の動きについて解説してみたいと思います。
前回記事はコチラ
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【パターン失敗】2017/11/24 ユーロドル日足のヘッドアンドショルダーズの行方
前回の記事で、ユーロドル日足で大きな下降の流れになり得る、ヘッドアンドショルダーズパターンが出現した、という内容について書きました。しかしながら一度はパターン成立の動きを見せたものの、その後の急騰によ …
トレード結果
- ユーロドル ロング + 195 pips
- ユーロドルロング + 120 pips
回数は少ないですが、1.1900のヘッドアンドショルダーズの右肩ブレイクでのエントリー分や、バーゲンセールだったプルバックを拾って1.1700台で仕掛けた分は無事に利確出来ました。ありがたいことです。ただ、ありがたくないことに、ユーロドルはロング玉を保持していればいるほど、なんだかスワップ金利差がやたらと高く、20pips分ぐらいスワップで持っていかれるというかなり間抜けなことになっています。
ヘッドアンドショルダーズ失敗からのユーロドルチャートの動き
ユーロドル日足
上昇を続けてきて、左側の赤水平線のところでローソク足がネックラインを割り込んで、ヘッドアンドショルダーズパターンが成立…と見せかけて強烈な戻しが入りました。この戻しの上昇が終値ベースで右肩を超えて上昇したため、パターン失敗と判断しロング目線に切替えています。
悪くてもヘッド (目先の高値) までは上昇するだろう、と期待していましたが年末というのと仮想通貨に資金が流れたのか為替の動きがグダグダノロノロで、上昇が遅い遅い…。右肩までで一部利確、ヘッド近くまで上昇したところで残りも利確してしまいました。早まったかと思いもしますが、スワップ金利を払い続けるのもバカバカしいのと資金効率がかなり悪いのでいったんユーロドルポジションをクリアしました。仕事でバタバタしており1週間チャートとにらめっこできない日が続いていた割には資金が増えたので良しとします。
ヘッドアンドショルダーズ失敗パターンからのドテンですが、日本語のFXや株式チャート分析を取り扱うサイトで解説しているところは殆どありませんね。また、海外でも「head and shoulders failure」などのキーワードでググっても多数は出て来ません。事例としても少ないみたいだしスルーしている人が多いのかなー。
古典的チャートパターンの失敗 → 失敗した方向に高確率で動く、という図式が成り立つ限りは美味しい狙いどころだと思うのです。
右肩をブレイクアウトしたときの値動きについて。赤い水平線(実線)が右肩のラインです。この右肩ライン近辺でウロウロせずに下から急激に突き上げてブレイクした最初の2回はいずれも下落の圧力に耐えきれず短時間でライン下に沈んでいます。しかし、赤い破線部の弱高値をブレイクした後の動き、こちらではボリンジャーバンドのセンターライン (移動平均線) とブレイクするべきターゲットとの間の小さなスペースに挟まれ続け、破線部の高値を試して底固めした後、ググっと小さなスペースに押し込まれスクイーズしたあとドカンとブレイクしています。ボブ・ボルマンが好みそうなビルドアップ + スクイーズな値動きの好例だと思い載せることにしました。ただの趣味ですね。
ユーロドル週足
日足の値動きに強い影響を及ぼす週足の動き。こちらは前回記事に書いた内容と同じようなことになりますが、2chで言う小便チャート(…失礼) 的なきれいな下落の後にレンジが続き、小さく安値を更新しましたがここでオシレータの強気ダイバージェンス発生。そしてレンジ上限を上に突き破った後のプルバックにも耐えきってレンジより上の価格を維持しています。
今後の方針
これが難しいんですが…。恐らくもう一度、センターラインに挟まれてブレイクアウトってのが来るんじゃないかなと。ブレイクする方向は上、ブレイクするラインは1.2090 (ヘッドアンドショルダーズのヘッド部分の高値) です。これをブレイクしたら1.2090までのプルバックを狙ってロングエントリーというのを考えています。