イギリス議会はBrexit投票のやり直しの署名を正式に却下した模様で、その一方でスコットランドなどがイングランドに引きずられてEU離脱するのは嫌だ、と言い始めたりと混とんとして来ました。離脱するする詐欺どころかイギリス連合王国自体が下手すりゃ解体するんでしょうか。諸々の責任の所在を曖昧にしたりするのにはいいのかも知れませんがね。。。
さて、7/7(木)~7/8(金)は値動きが小さく、チャートがハラミ足を作りました。これが一時的な反転の兆しになるのか、更に下抜けしていくのかが来週の見どころになるかと思います。
イギリスの株価指数(FTSE)は6月に付けた安値でダブルボトムを形成しあっさり立ち直っています。ポンド売りが輸出産業のポンド建て利益拡大の好機とみて株が買われているだけなのか、EU離脱がイギリス産業に良い事だと思われて買われているのか。後者の場合、ポンドもその内買われ始めるのかな?と思っていた矢先にハラミ足を作ってくれたので個人的に注目せざるを得ないところです。
チャート分析
ポンド円日足
日足に一目均衡表の基準線(100)をプロットしてみましたが、基準線=N本の足の高値・安値の平均値、という意味合いなので、昨年9月、Brexit投票のかなり前から弱気な値動きだったことが改めて分かります。
日足拡大図
二連続でハラミ足(inside)を形成しました。アル・ブルックス曰く、「短い時間枠の足では常に明確な反転を表すセットアップになる」とのことなので、ここから大きめの陽線が出たりすると、青で示したゾーンを上に抜けて145ぐらい(日足の目立つ安値)まで上がっていくのかも知れません。
ただ、売りのクライマックスらしきものはまだ一度しか来ていないようにも見えるので、上昇しても本格的な反転にはならないかと見ています。
久しぶりにアル・ブルックスの名前が出た気がします。ハーモニックパターンも学習を続けていますがここまで一方的なトレンドだと使いにくく、こういう時はプライスアクションに随って方針を考える方が楽な気がします。
日足で1.618AB=CD成立か?
1.618AB=CDのB点とAD半値が重なっているため、D点までの上昇を警戒し、前回の記事で書いた134円当たりでのショートは中止する予定です。
下抜けた時は戻りを待って売り、という方針はとりあえず維持。